No.780

#mhyk 「流離の神に捧ぐ祈りは」読んだ!
このストの感想を語ろうとすると、大体フィガロのどこが好きで…という話になるのがメタ的に面白いです。
信仰告白みたい(違う)

フィガロの好きなところの一つに、大事なものは百パーセントのものでないと本物だと思っていない…ように見える節があるところ、というのがあります。
結果をかなり重く見るタイプであると言い換えてもいいかもしれない。今回ぼんやりその思考が浮かんでて好きなストでした。
20241023215653-admin.webp信仰について色々話される中で、アーサーの考えが自分に一番近かったです。
明日が続く確固たる証拠もない二千年前のフィガロの故郷の村に、希望や信頼を寄せられる神様がいた事実だけでも十分村人は救われていたと自分は思います。
が、フィガロは違って、救われなかったととる。202410232156531-admin.webp百パーセントの救いをあげられないなら、どんな助けも協力も支援も気晴らし程度で意味がなかった(とまでは考えているかは謎ですが、虚しいと思ってるならそう思っているのかな、という解釈)

自覚しているかはともかくこの考え方の先にあるものは、自分に対しても百パーセントのものを得ないと救われないと思うことでしょう。

それでもなおこの考え方を貫く高潔な魂、私は大好きです。
百パーセント自分が満足できるような、孤独さえも恐れなくなるようなものを手に入れようが手に入れまいが、旅路の果てにとても美しい光景を見るだろうと思うからです。

抽象的な話になってしまった。ともかく、信仰や救いに対して様々な考え方がまほやくワールドにもあると示された中で、フィガロはその考え方を選択し続けてきた事実がはっきりした今回のイベスト、嬉しかったです!

プレイ日記.感想