No.571

#読んだ本 宝石の国を全話読んだ。切実さがいいな、と思った。この感覚は正確に表現するのが難しい。

美しいものを描きたいとか、
宝石が救われる物語を描きたいとか、
たった一人の読者を救うような物語を描きたいとか、
何かの祈りのような切実な目的に真摯に向き合って出来た物語は、その目的自体がわからなくてもなんだか惹かれる力を持つような気がしている。
その力を感じた。そこが好き。

ただし真の対象読者ではない(と感じている)ので、その目的はわからない。そして作者ではないので実際のところこんな切実さを持っているのかわからない。

でも十二年かけて描いてたわけなのでこの類のものはあったんじゃないかなと考えている。

抽象的な感想になってるけど、この作品に具体的な感想書ける日が来るんだろうか。とも思った。

感想