プレイスタイルと性格の交差点「Refind Self: 性格診断ゲーム」感想

ブクマしているサイトさんがオススメしていたのをきっかけに、久々にソシャゲではないゲームをやりました。「Refind Self: 性格診断ゲーム」というゲームです。

ゲームって、性格が出ると思いませんか?
これはシンプルな探索型アドベンチャーゲームを通じて、その行動から性格診断をするデータサイエンスなゲームです。

公式サイトより

ゲームオーバーのないレトロチックな世界を自由に探索して、住人との会話・ミニゲームのやり方・探索をする時間の長さ…などから、最終的に自分の性格が診断されるゲームです。結果は20種類ほど。そして三周することで5種選ばれます。

「主人公の名前を変更しない」選択も診断にカウントされたり、会話の選択肢を選んだ後に全プレーヤーの選択率が出てくるのがとても面白かったです!そういうことでこのゲーム、他の人と比較することで更なる面白みが出てくるデザインのため感想を書くことにしました。

色々な人の診断結果を見ると、ゲームの楽しみ方って千差万別だな~と思います。

一周数十分ほど。サクッとできるのもありがたかったです。
以下、性格診断の結果を解釈したりするだけで特に重大なネタバレはない感想になります。

性格診断結果

貴方を最も象徴する性格:武闘家……!?!

かいつまんで言うと、無難で王道な選択肢を好んで選ぶ性格。詳しく読むと確かにわかる。

ゲームをするとき、「勇者ヒンメルならこうする」みたいな選択肢を選びがちです。主人公には主人公らしくあってほしい、というような願望があります。そういうところが補足する性格にも出ていますね。

なぜそんな選択肢を選び続けるかというと、主人公の明確な自我が芽生えた行動に気が付きやすくなるからです。そこはプレイヤーに操られていても譲れない行動なんだなとか、物語の主人公という役割をひととき忘れてもそのキャラクターが言いたかったことなんだなとか。

無難で王道な選択肢を選んでいった先で、主人公がそれを突き放す瞬間が見たい。そう願いながらゲームをしている節があります。その瞬間の主人公はとても眩しく輝き、自分の目を奪ってくれることに心が躍ります。

メルスト・原神・まほやく等々、続けてるゲームの主人公にも「プレイヤーの分身かと思いきや…?」みたいな瞬間がある傾向があります。そしてこの「Refind Self: 」のストーリー自体にも、どうあがいてもプレイヤーが介入できないうつわちゃんの意思があったので結構好みでした。

上記の通り象徴する性格ではプレイヤーとしての性格が強く出たのに反して、「秘められた性格」と「最も遠い性格」では露骨に普段の性格が出ているような気がします。コレクターじゃなかったらソシャゲをしていないでしょうし、ギャンブラーだったらソシャゲをいくつも続けられません!たぶん!


ミニゲームがたくさん遊べてサービスがいい…とひとしきり遊びました。好きなミニゲームはだるさんの喫茶ゲームです。微妙に不条理なところと、だるさんのコメントが適当にゆるくて全体的なバランスが絶妙でクセになります。

プレイヤーネームは公式で決まっているならそのデフォルトネームにする派なんですが、どのくらいの割合の人がそうするのか地味にずっと気になっていたので知ることができてスッキリしました。思ったよりいる!
ちなみに自分は三周あるうち全てデフォルトネームでやりました。信念。

診断結果が本当にすぐ出てゲームクリアになってしまうのが逆に難しかったです。四周目でも行ったことのないエリアが出てきて流石にびっくりしました。


アプリ版でやったんですが、(おそらく)初めてのインディーゲームがこのゲームでよかったです。雰囲気がよく・短めでまとまりがあり・適度なやりこみ要素、これからもインディーゲームに触っていきたいなと思わせるような、かなりいいゲームでした。新しい扉を開いた気分だ!