読書感想を真面目に書いていると、こんなに真面目にこの本読んでるのにあの本読んでるんですか?というセルフツッコミが発生してしまうので、ひとことぐらいで感想を書くことにしました。
激重陰惨純文学も軽薄快活自己啓発も、なんか、読んじゃうんですよね。
1.ハン・ガン「少年が来る」
小説。もしこの作者がノーベル文学賞を取っていなかったら、見出だせなかった世界にたぶん失望していただろうと思います。
2.つるまいかだ「メダリスト」
漫画。13巻が一番好きで、いのりと光が幼少期にいたらもう少し人生が変わっていたなあ、という眩しさに目を細めました。
3.久保勇貴「ワンルームから宇宙をのぞく」
エッセイ。ぜひこの続きを、ワンルームから出た後に見上げるであろう、宇宙の話も語ってほしいなと思います。
4.梨木香歩「歌わないキビタキ」
エッセイ。ギリギリスピリチュアルにいきそうでいかない、みたいな作者の揺れ動くバランス感覚がクセになります。
5.アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
小説。この主人公にユーモアのあるSF、他人との会話の種に流行の本を読んだにしては面白くて、お得!
6.貴志祐介「悪の教典」
小説。どんなサイコパスも置き去りにする主人公にページを捲る手が止まらない大賞2025。
7.池上嘉彦「記号論への招待」
新書。お前が考えていることはまだ浅瀬でしかないんだよと優しく諭してくれる難しい本。
8.「ちくま評論選」
参考書兼アンソロジー。若者に対する期待が激アツな選者の想い、受け取りました。
9.飛浩隆 「自生の夢」
小説。この世の全ての法則を振り払い、作者の頭の中にしか存在しえないようなこってりとしたSF、大好きです。
10.宮部みゆき「火車」
小説。人間が怖い系の小説だと思うけれど、この完璧な形で物語を終わらせられる宮部みゆきが一番怖かったです(面白かったです)。
目についた本のタイトルを片っ端から図書館の予約に入れ、気に入った本をe-honで注文する癖をつけたら当たり前ですがべらぼうに読み、積み、平行読みをする生活になってしまいました。まあまあ手に負えない感じになりますが、楽しいのでオススメです。